バド「桃田賢斗」「福島由紀」の合宿密会、発覚までの一部始終 関係者は“誰もが『夜這い』と…”
カメラに写っていたのは…
この「消えた女子選手問題」を解決したのは「カメラ」だった。折も折、トレセンは2020年に向け、万が一のテロなどに備えて防犯体制を強化していた。結果的にそれが奏功したのだ。
トレセン関係者が後を受ける。
「昨年、トレセン内の防犯カメラの数を増やしたのですが、そのうちのひとつに当該の女子選手の姿が写っていたんです。行き先を心配したコーチが、警備スタッフから操作法を教わり、自ら映像を確認して女子選手がどこに行っていたのかを突き止めました」
彼女の名は福島由紀(25)。女子ダブルス日本代表であり、廣田彩花(さやか)(24)との「フクヒロ」ペアは、昨年12月、リオ五輪で金メダルを獲得した「タカマツ」ペアに勝利するなど、破竹の勢いで成長を遂げている最注目株だ。
事実、6月21日に「フクヒロ」は女子ダブルス世界1位にランキングされている。また、その美貌から福島はバドミントン界のアイドルとしての人気も高い。そんな彼女が行方不明となれば、コーチ陣が慌てふためいたのも当然であろう。
ともあれ、防犯カメラのおかげで福島の姿は確認された。しかし、これにて一件落着とはいかなかった。
「カメラに写っていたのは、桃田の部屋から出てくる福島の姿だった。誰もが『夜這い』という言葉を思い浮かべました。当初、協会はこの件をJOCに報告しませんでした」(同)
トレセンについて詳しいスポーツ界関係者曰く、
「アスリートヴィレッジにはふたり部屋などもありますが、桃田、福島ともにひとり部屋でした」
とどのつまり、こういうことになる。
福島は自室を抜け出して桃田の部屋にしけこみ、密室でふたりだけの時を過ごした。結果、受けるべきドーピング検査を「ぶっちぎる」格好となってしまった。
(2)へつづく
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