安倍総理の携帯番号をカメラに晒した「桜田義孝」五輪相 軽すぎる舌禍録

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「韓国にルーツが…」

「文部科学副大臣だった2013年には地元の会合で放射能汚染されたごみの焼却灰について“人の住めなくなった福島に置けばいい”と発言、菅さんに注意を受けています。さらに、16年には“慰安婦は職業としての売春婦”という発言が問題視され、撤回に追い込まれました」(同)

 自民党議員が嘆息する。

「飲み会の席では下ネタも平気で話しますが、韓国の悪口が多いですね。慰安婦問題だけでなく、特にひどいのは現職大臣を名指しして“あいつは韓国にルーツがあるから、気をつけろ”と訳のわからないことを言ってくるのです。呆れて何も言えませんでした」

 目の敵は韓国のみならず、同じく千葉県選出で石破派の斎藤健前農水相にも及ぶ。

「大臣になることに執念を燃やしていた桜田さんは、後輩にもかかわらず先んじた斎藤さんをとにかく恨んでいました。過去には桜田さんの秘書を引き抜かれたこともあって、“地元の会合ではアイツの方が先に来賓の挨拶をするのに、こちらには何も言わない。許せない奴だ”と憤慨していましたね」(地元政界関係者)

 さて、桜田事務所に“総理携帯事件”を尋ねると、

「テレビ局で適切な処理、編集作業をしていると承知しております」

 一連の発言については、

「事実ではありません」

 とシラを切るが、先の二階派幹部は、

「ウチは辞任した今村雅弘元復興相など、失言が問題になった大臣が多い。桜田の発言で野党に攻撃されて“また二階派か”と言われるのは派閥の沽券に関わります。二階さんも内心、心配していますよ」

 言わずもがな、2020年の顔になる大臣。“神輿は軽くて……”というわけにはいかないんですけどねえ。

週刊新潮 2018年10月18日号掲載

特集「地雷だらけの『安倍新内閣』」より

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