「貴乃花」出馬を潰す圧力! 「馳浩」元文科相に電話した政治家3人の名 追い詰めた仲間の裏切り
馳氏を政界にスカウトした政治家
“圧力”について聞くと、
「私が何を圧力かける必要があるんですか。こんなバカげた話で圧力かける必要もないじゃないですか」
猛然とそう反論した上で、元貴乃花親方に対する批判を延々と繰り返した鈴木氏は、途中、自分とは別の大物政治家の名前を挙げた。
「馳さんは、森(喜朗)元総理からも、貴乃花の件については釘をさされている」
そう明かしたのである。
この点、森元総理の代理人弁護士に聞くと、
「事実ではありません」
と言うのだが、先の永田町関係者はこう語る。
「確かに、森さんも馳さんに連絡を入れたと聞いています。プロレスラーだった馳さんを政界にスカウトした森さんからの連絡ですから、馳さんもさすがに無下にはできなかったはずです。もう一人、馳さんに連絡を入れた人物として名前が挙がっているのは、相撲協会の評議員会議長も務めていた池坊保子・元文部科学副大臣です」
鈴木元代議士、森元総理、池坊元副大臣……。いずれ劣らぬ“濃い”面々が水面下で動いたこと、それ自体が暗闘の凄まじさを物語っているとはいえまいか。
対する元貴乃花親方は満身創痍だという。先の元親方の後援会関係者によると、
「先場所、土俵下で審判を務めている時にすごい量の汗をかいていた。倒れそうになったことも何度もある、と親方は言っていました。自律神経失調症のような状態で、馳氏との会談の日も“めまいがひどい”と訴えていて、会談後に病院で点滴を受けました」
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