“略奪ではない”“支えてあげたい”… 今井絵理子が取材に明かした「再婚の意思」
「略奪といわれるのは困惑」
が、歯切れが悪くなるのは、やはりこの質問の時で、
――橋本氏の元妻について、どのように考えているのか。
「元奥様の件については、回答を控えたい。ただ、これは言っておきたいのですが、略奪愛とか書かれますけど、昨年の時点では、関係はありません。それに、橋本先生は当時、離婚調停中で、夫婦関係は破綻していた。略奪ということには、非常に困惑しています」
――なぜ、説明や謝罪をしようとしなかったのか。
「それについても相手がいることなので……すみません。ただ一つだけ、私、コンタクトは取ろうとしていたんですよ。でも、奥様がそれを断られたので。触れられたくないんだと思って、それ以上は進めなかったんです」
知事選についても、
「非常に残念な結果が出ました。ただ、私に出来ることは精一杯、やらせていただきました。8月末から行ったり来たりで、告示の後も、6日間はいましたよ。3連休は確かに東京でしたが、それはうちの親もいましたし、先生が初公判も終わり、その報告に来たということで……」
と、徹頭徹尾、自分の行動を正当化する今井議員。結局、最後まで、反省や内省の態度は薄いまま。何だか、2年前の当選時にはまだあった「謙虚さ」が、失われてきたように思えるのは気のせいだろうか。
彼女のノロケ話は脇に置くとして、拓殖大学の丹羽文生准教授(政治学)は呆れて言う。
「国会議員とは、国民に規範を示す存在でもあるワケです。とりわけ参院は“良識の府”と言われる。不倫をしたばかりか、その男と付き合い続けるというのは、はっきり言えば、不道徳の極みで許されることではない。加えて、選挙戦の最中、彼と東京でデートとは、それも信じがたい行動です」
残りの任期は4年。あと1億円以上の税金が、彼女、場合によってはその「マスオさん」たるハシケンの懐に入ることを、我々国民は肝に銘じておくべきであろう。
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