理由は“SM女優”!? クビになった「フジテレビ報道局員」

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口止め

 ここでいったん彼女について触れると、福岡県出身で、早稲田大学人間科学部を卒業。大学時代にはミュージカルサークルに入っていたという。舞台での地道な活動を経て、今回、映画出演を掴んだのだ。

 彼女が参加していた月蝕歌劇団の高取英(えい)代表は、

「最近までうちの舞台、『犬神』に出ていました。寺山修司のね。稽古初日から台本もきちんと覚え、セリフもビシッと入っている。そんな演者は2割ぐらいじゃないかな。それに、ビラ配りだって一生懸命やってくれる。色っぽくて真面目。彼女は最高ですよ」

 とベタ褒めである。そんな女優の退職の経緯をフジテレビ企業広報室に訊ねると、スタッフについては、「一切お答えしておりません」。しかし、制作会社関係者がこんな事実を明かす。

「理由は不明ながら、今年3月31日付で退職となっていました」

 9月前後ではない。ならば、“昼の顔”の仮面が奪われた真相は――。川合さん本人に会って話を聞く予定がドタキャン。代わりに、今年1月から所属している事務所のマネージャーが語る。

「『私の奴隷になりなさい』のオーディションに通ったのは2月ころ。ですが、彼女はもともと、“3月にはフジテレビとの契約が切れる”と言っていましたから、クビというわけではないと思います。ですが今回、そのへんの事情を彼女が話すことは、フジテレビサイドに止められまして……」

 事情を知ったフジテレビが契約更新せず、事実上、切ったということか。川合さんは、映画に出れば、いずれはバレると覚悟していたらしい。が、どうにもはっきりしない。焦(じ)らすプレイでもあるまいに。

週刊新潮 2018年10月11日号掲載

ワイド特集「秋の夜長の人間喜劇」より

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