前人未到“1001登板” 岩瀬仁紀に付きまとうあの“敗戦”

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 中日・岩瀬仁紀(43)がプロ野球史上初めて1千試合登板を果たした。メジャーリーグでは十指に余る先人が達成済みだが、試合数の少ない我が国においては空前絶後の記録である。

「たしかに大記録ではありますが……正直言って、地味な存在ですよね」

 とスポーツ紙デスクが苦笑する。

 愛知県生まれの岩瀬は、県立西尾東高時代は甲子園にも出ず、無名選手だった。大学は愛知大である。

「大学時代に、ナゴヤ球場で試合前に行われたスピードガンコンテストで140キロ超の速球を投げて、スカウトの目に留まった」
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