37年前の本誌に“若き天才”として登場 ノーベル賞「本庶佑博士」

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 ついに吉報が届いた。10月1日、京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)がノーベル医学生理学賞を取ったのだ。

「本庶教授の発見をもとに、世界中で使われているがん治療薬オプジーボが開発されたのです」

 と、大手紙の医療担当記者が語る。

「オプジーボは手術でも抗がん剤治療でもなく、患者の免疫を強めてがん細胞を攻撃します。本庶教授は、免疫を強めるために必要なタンパク質『PD-1』を見つけました。がん免疫療法の新たな可能性を切り開いた人物として、受賞は有力視されていたんですよ」
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