“弄ばれ、コントロールされた…”被害女性が涙の訴え 長谷川博一氏の「性的カウンセリング」を告発

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計14回の出張カウンセリング

 こうして始まった出張カウンセリングは、最終的に彼女をどん底へと突き落す。

「最初の出張カウンセリングは14年の1月頃だったと記憶しています。泊まったのは京都のホテルグランヴィアでした。夕方に京都駅の切符売り場で待ち合わせ、チェックインした後、カラオケに行ったりしてからホテルに戻り、トランプなんかをして一緒のベッドで彼と寝ました。そして、『大人の喜美恵さんも受け入れてあげる』、『肩が凝ってるね』と言って肩を揉まれ、胸も触ってきました。その時は、それで終わりました」(同)

 以降は佐々木さんと同じような展開が待っていた。

「彼はこういうことをしているのは私とだけだと言っていましたし、出張カウンセリングに応じないと彼は何か辛そうな顔をする。私自身、出張カウンセリング自体は楽しかったし、彼のことを信頼していたので……。先生を受け入れる覚悟を決め、2回目の出張カウンセリングの時、枕のところにコンドームを隠しておきました。万が一、妊娠するのは怖かったので。そして4回目の出張カウンセリングの時だったと思います。やはり京都のホテルで彼と肉体関係を持ちました。それ以後の出張カウンセリングでも、私が口でしてあげたり、彼が私の下半身をまさぐったり。でも、どこかでカウンセラーとこういう関係になってはいけないと思っていた部分もあり、実際、彼とそういうことが終わった後、虚しさと言うか、寂しさと言うか、辛くなるばかりで……」(同)

 彼女によれば、京都や滋賀で計14回、長谷川氏による出張カウンセリングは行われた。

「最後は今年の5月。その時も彼に口でしてあげましたが、翌日、何となく私以外ともこういうことをしているのではないかと感じ、やんわりと尋ねると、彼に『詮索するな!』と怒鳴られました。結局、彼のところにカウンセリングに行って、私の心の傷は広がってしまったと感じています。どうして彼のところに通ってしまったのか、今、激しく後悔しています」(同)

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