“DAIGO仲介で安室奈美恵を口封じ”“デニーに大麻使用歴”… 沖縄知事選に飛び交うデマ情報
〈デニーは大麻を吸っていた〉
キレイ事では済まないのが選挙戦だ。利用できるものは何でも、たとえ無断でも、となったのであろう。となれば、お決まりの「怪文書」に「中傷ビラ」が撒かれるのは当然で、
〈「デニーは昔、大麻を吸っていた」という黒い噂が広がり始めた〉
と記された出所不明の文書が撒かれたのは、9月頭のことである。
それによれば、玉城候補は、三十数年前、さるイベント制作会社に採用され、楽器運搬の仕事に携わっていた。ちょうどその頃、大麻を吸引したとして、会社のスタッフ数名が逮捕された。彼はそこには含まれていなかったが、その後の社長の事情聴取で、自身の関与も認め、土下座して「今後、絶対に手を出さない」ことを誓約した――。
文書には当時の社長や関係者の実名まで載っているから、つい事実かと疑ってしまうが、実際に聞いてみると、
「従業員が大麻で逮捕されたことはあったけど、デニーは関係ない」(関係者)
「あの話は全くの嘘」(社長)
と明言するから、単に玉城候補を貶めるために、佐喜眞シンパが出した悪質なデマ情報だろう。
「この手の話はいくらでも転がっています」
と、さる沖縄在住のジャーナリストが言う。
「デニーさんサイドにネガティブなものとして、過激派と、悪意満々に描かれた小沢さんのイラスト入りで、〈守ろう沖縄!〉〈沖縄のアイデンティティー、いずこへ?〉と書かれたビラが撒かれました。佐喜眞さんだって、同じような被害に遭っていて、“宜野湾市長時代、秘書課の女性をセクハラで泣かせた”との噂が広範囲で広がっています。また、なぜか彼の陣営のポスターだけを、『選挙違反』と指摘するサイトも出現しているのです」
と言うから、なるほど、「仁義なき戦い」である。
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