沖縄知事選に巻き込まれる「安室奈美恵」 翁長シンパ報道、“小泉効果”も吹っ飛ばす

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「沖縄知事選」謀略カードは「安室奈美恵」(1/2)

「怪文書」「中傷ビラ」「流言飛語」――沖縄知事選が告示されて1週間。与野党一騎打ちの大激戦に、南の島では謀略が渦巻いているという。選挙ほど、人間の「悪」と「欲」が交錯する世界はない。そしてそこに巻き込まれたのは、あの「歌姫」安室奈美恵で……。

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 彼にとっては、大いなる“誤算”となったに違いない。9月16日、沖縄・那覇で行われた佐喜眞淳(さきまあつし)候補の街頭演説。ここに応援に入ったのが、自民党の小泉進次郎・筆頭副幹事長である。

「進次郎さんの応援は、選挙戦前半の目玉でした」

 と言うのは、佐喜眞陣営の選対関係者。

「世論調査を見る限り、佐喜眞さんは、当初から“翁長(おなが)後継”の玉城(たまき)デニーさんにかなり後れを取っていました。8月末の段階では30ポイント近くも差があったが、うちも盛り返し、ここに来て8ポイント差と間が一気に詰まってきていたんです」

 この日は、13日の告示以降、初めての日曜日。人気抜群の「進次郎」をぶつけ、一気に形勢逆転を図る――そんな心積りだった。しかし、彼の目の前には予期せぬ「ライバル」が……。

「安室奈美恵さんです」

 と先の関係者が恨めし気に続ける。

 安室は、この5月、沖縄県の県民栄誉賞を受賞し、当時の翁長知事から表彰され、感極まって涙を流した。そんなこともあってか、知事が亡くなった際、「ご遺志が受け継がれることを願っております」とコメント。すると一斉に「安室は翁長シンパ」と報じられてしまったのは周知の通りだ。そしてこの日は、彼女の引退の、まさにその日だった。

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