「小池都知事」に裏切られた「女将さん会」の怒り 築地に座り込み!?

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その場その場のでまかせ

 ここで、「築地女将さん会」の山口タイ会長に小池都知事に対する憤りを聞いてみよう。

「都知事選では、小池さんが“築地を守ります”と表明したことを信じ、一票を投じました。そして、知事就任後、移転延期を決めたときは本当に嬉しかった。ところが、昨年の6月17日になって、小池さんから、築地市場の皆さんに謝罪するとの告知がありました。この時点で、すでに豊洲移転に傾き、豊洲が無害化できていないことについて、頭を下げた。謝罪のあと、“説明のため、築地には何度も何度も伺います”と言っていたのに、それっきりです」

 その後間もなく、小池都知事は「築地は守る、豊洲は生かす」と、二つの市場の両立を表明した。しかも、5年後には、築地を再開発するということだった。

「いまでは再開発の話もまったくしなくなりました。結局、小池さんはその場その場のでまかせを口にしているだけ。今年7月31日に安全宣言を出したときにはガッカリというよりも呆れた。豊洲へ移転する日、私は座り込んででも築地を動きません。そういう方は他にいっぱいいる。小池さんだって、私たちがいるのに、さすがに電気や水道を止めることはできないはずです。嘘つきで、裏切り者の小池さんの言いなりになるわけにはいきませんから」(同)

 築地移転問題を、自分の選挙に利用した小池都知事の罪は重い。

週刊新潮 2018年9月27日号掲載

ワイド特集「沈黙は金」より

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