本誌が聞いた入院直後の肉声は… 樹木希林が本木雅弘に託した死に場所

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「全身がん」公表から5年、樹木希林(享年75)が15日未明、帰らぬ人となった。一時は治療の成果でがんが“消えた”とされ、「死ぬ死ぬ詐欺」などとユーモラスに自嘲していた個性派女優は「おくりびと」でもある娘婿の本木雅弘に、ある“遺言”を託していた――。

「数日前に骨折して、いま集中治療室にいるんです。特別に許可を貰って、電話を持ち込んでいるんですけどね……」

 樹木はさる8月13日、知人宅の階段で転倒し、左大腿骨を骨折。入院して2日後に手術を受けていた。...

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