引退の安室奈美恵、メディアに課した「3つのNGワード」

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山下智久もNG

 上から目線の報道規制は、ラストライブの日まで続いたという。

 芸能記者が続ける。

「当日は、引退までの1年間を密着取材してきた動画配信サービス『Hulu』以外の取材は不許可でした。『Hulu』が安室サイドに支払ったカネは5億円だそうです。その他のメディアは、後ほど画像などのデータを提供してもらったのです」

 しかし、翌々日の17日午前4時まで使用を禁じられたという。

「ライブの曲目や、当日サプライズで登場したシークレットゲストの山下智久の名前も書いてはダメ。このルールを破ったメディアにはデータを渡さないというのです。結果、翌朝の紙面では、安室が何を歌ったかにも触れられない奇妙な記事を掲載せざるをえなくなりました」(同)

 なぜ安室側はこんな不可解な縛りをかけたのか。

「安室本人がお気に入りのショットを、時間をかけて厳選したかったからです。でも、曲目やゲストの名前なんて観客からすぐSNSで広まってしまう無意味な縛り。それに従わざるを得なかった自分たちも情けないのですが……」(同)

 マスコミを翻弄しながら去っていった平成の歌姫。カリスマ性を傷つけたくなかったのは、また復活なんて第二幕を想定しているからか。

週刊新潮 2018年9月27日号掲載

ワイド特集「沈黙は金」より

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