“辺野古移転”で敷地5千平方メートルが高騰 濡れ手で粟の「小沢一郎」別荘錬金術
5千万円をキャッシュで
当時小沢氏は、この5千平方メートルの土地を、1平方メートル1万円、すなわち、5千万円ほどで購入したと見られている。しかも、不動産登記を見ると、抵当権が設定されていないことから、キャッシュで買った可能性が高い。
「これは当時の相場から見て、妥当な金額です。その後、5年前に建物の工事が終わった。その代金は7千万円ほどと言われています」(同)
すなわち、1億2千万円ほどで豪邸を完成させたことになる。
ところが──。
「あの土地の価格は、基地移転でかなり上がると思います」
と言うのは、評論家で、『沖縄の不都合な真実』の共著者・篠原章氏である。
普天間基地の移設先・名護市辺野古は、小沢氏の別荘から北東へ約9キロ、車で15分ほどの近さだ。
「今の辺野古は人口が2千人弱の過疎地ですが、基地が移転すれば、新たにそこに2千人ほどの米兵が来ると見られています。そうなれば、今はスーパーもないところに商業施設ができ、飲食店も増えるなど、地元は大いに活性化するはずです」
人が増えれば店も増える。それによって更に人も集まり、地価も上がるというカラクリなのだ。
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