地方で「善戦」石破茂元幹事長に苦言を呈した甘利明氏の正当性
善戦か健闘か
20日に行われた自民党総裁選の結果は、事前の予想通りに安倍晋三総理の勝利に終わった。事前の予想と少々異なったのは、対抗馬の石破茂元幹事長の「善戦」ぶりだろう。
50票程度と見られていた国会議員票では73票、さらに地方票では45%を獲得した。現職相手で、しかもほとんど他派閥の支援がない状況ということを考慮すれば、「善戦」と伝えられるのもおかしくはない。
もっとも、新聞によってその表現はいろいろで、朝日新聞や毎日新聞のように「石破氏善戦」とストレートに見出しで打つところもあれば、読売新聞は政治部長名で「ワンサイドゲーム」「安倍首相の圧勝」としたうえで、石破氏について「健闘」と評している。...