殺人的な炎天下での部活動、なぜ改善できない? “人命より規定”のインターハイ事情
今年の夏は蚊に刺されにくかった、と証言する人が多い。実際、蚊にとっても不快な暑さだったと見える。蚊が好む気温は27〜28度で、おまけに暑さで水たまりが干上がり、ボウフラが育ちにくかったようだ。
しかし、かゆくなかったと喜んではいられない。猛暑の影響を受ける生物は蚊に留まらず、むろん人間も例外ではない。気象庁が緊急記者会見を開き、
「気温が高い状態は8月上旬にかけて続き、熱中症で命を落とす危険性もある」
と呼びかけたのは、7月23日のことだった。...