午前3時の北海道地震――熟睡中を襲う“大揺れの恐怖”にどう立ち向かうか
停電とガラスの破片で室内も歩けず
9月6日午前3時8分ごろ、北海道南部の胆振(いぶり)地方を震源とするM6.7の地震が発生した。命名は「平成30年北海道胆振東部地震」。苫小牧市と隣接する厚真町では震度7が観測され、大規模な土砂崩れも発生している。
***
他にも札幌市北区で震度5強、函館市や室蘭市などで震度5弱。発生時間から考えて、大半の人は寝ていたはずだ。激しい揺れで目を覚ました恐怖は、筆舌に尽くしがたかっただろう。防災システム研究所の山村武彦所長が解説する。...