「紀州のドン・ファン」側近が「幼な妻」に突き付けた遺言状の真贋
目の前に大金がぶら下がっていると、人間の欲はむき出しになるようである。「紀州のドン・ファン」の急性覚醒剤中毒による謎の死から、はや3カ月。そこに、突然降って湧いたかのように飛び出したのが遺言状の存在だ。しかし、その裏には、遺産の分け前に与(あず)かろうとする不穏な企みが……。
「紀州のドン・ファン」こと和歌山県の資産家、野崎幸助氏(享年77)の会社は、すでに整理が始まった。
酒類販売部門は7月いっぱいで閉鎖し、不動産管理と貸金業の部門は残務処理の間、一時的に継続されることに。...