選手生命より日程優先の甲子園――矛盾する「朝日」社説、せめて大会期間の2日延長を
吉田輝星の連戦連投881球は美談か 「高野連」が金の卵を破壊する――門田隆将(2/2)
第100回の記念選手権大会の華は、金足農(秋田)のエース吉田輝星(こうせい)投手だった。連戦連投881球。日本中を沸かしたその活躍だが、果たしてこれを美談として終わらせていいのか。2日間で行われる3回戦で2日目に試合があった場合、翌日には準々決勝が行われ、「5日間で4試合」を戦わなければならないことになる。過酷な大会日程が連投を強い、好投手が潰された例は枚挙にいとまがない。
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私には今大会、印象的な場面がある。決勝戦の約3時間前、金足農ナインは、甲子園の室内練習場で報道陣の試合前インタビューを受けていた。...