金足農「吉田輝星」の連戦連投881球は美談か 「高野連」が金の卵を破壊する

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吉田輝星の連戦連投881球は美談か 「高野連」が金の卵を破壊する――門田隆将(1/2)

 県大会から甲子園の決勝まで、たった一人でマウンドを守り続けた吉田輝星(こうせい)投手の姿は、確かに胸を打つものだった。だが、果たしてこれを美談として終わらせていいのだろうか。過酷な日程を強いる高野連が、多くの好投手を潰してきた現実から目を背けてはならない。

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 第100回の記念選手権大会が終わった。1世紀にわたって球児たちの死闘がくり広げられた甲子園には、平成最後の夏、史上最多の101万5千人もの観客が詰めかけた。

 主催する高野連・朝日新聞は笑いが止まらない。...

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