海外で食品使用NGの有害物質! ラットでがん発生「酸化防止剤」入り商品 愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト

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愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト(3)

 長らく続く犬猫ブームで、ペット業界は、右肩上がり。ペットフードだけとっても年間2800億円規模に成長しているという。が、これだけ膨らめば、中身が玉石混交となるのは当たり前。前回、前々回に引き続き、ペットフードの裏側を覗くと、様々なリスクが透けて見え……。

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 想像してみてほしい。あなたの家族の1人が、3食365日の食事をコンビニ弁当に頼っていたら……。

 どれだけ健康に無頓着な向きでも、さすがに止めるのではないだろうか。添加物や栄養の偏りのリスクが高くなることを説明して。

 いささか乱暴な喩(たと)えだが、日本に1800万頭を数える犬猫の、飼い主の多くは、これと同じことを「わが子」に強いていると言ってもよい。

 農水省が行った意識調査によると、犬の飼い主の7割、猫では8割が、手作りはなし、市販のペットフードだけを与えて飼育しているという。ほとんどのペットフードは、製造業者が原材料に手を加え、添加物などを用いて作ったいわゆる「加工食品」だ。人間で言えばスーパーやコンビニの弁当のようなもの。犬猫の平均寿命を15年として、“彼ら”はその期間、これを常に食べ続けているのだから、様々なリスクもより高まるのは当然なのである。

 とはいえ、手作り食を頻繁に与えられるほど、時間的、金銭的に余裕のある飼い主は多くないはずで、かなりの部分をペットフードに頼るのはやむを得ない。だからなおさら、飼い主はその中身をよく知っておく必要があるのではないか。

 これまでの記事では、そうした重要なペットフードの中に、ある種の着色料、発色剤を含んだ商品が散見され、種々のリスクが指摘されていることについて述べた。

 そしてもちろん、危険性の指摘はこれに留まらない。

「BHAとBHT。これが添加されている商品は避けた方が良いでしょう」

 と指摘するのは、『犬にいいものわるいもの』の著者で、ウスキ動物病院の臼杵新院長である。

「これらは、今まで危険性が指摘されてきた、業界では“有名”な添加物です」

 また、ノア動物病院の院長で、『愛犬を長生きさせる食事』の著書がある林文明氏も言う。

「BHAとBHTの2つは、発がん性などの危険が指摘されています。ペットフードには一切、入れるべきではないと思います」

 2人の獣医が口を揃える有害物質とは、一体、何か。

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