逃がした魚を再捕獲… 「日大」へ進学の池江璃花子、不祥事の影響は

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“日本大学一本”

 東京を舞台に、再びメダルラッシュとなるか。そのためにも、現在、高校3年生の池江は、進路選びという重大な選択をしなければならないのである。

「これまで複数の大学からオファーを受けた池江は、今年4月に、競泳の名門、日大に進学する意向だと報じられました」

 とは、さる運動部記者。

「ところが、直後にあの“アメフト事件”が起きたのです。あんなことが起きたら、誰もが日大を敬遠して不思議ではない。当時は、池江も辞退を検討しているといわれていました」

 日大は、五輪のメダル候補である池江を、汚名返上のために何としてでも釣り上げたかったに違いない。

「今なら、たとえプールの一つや二つ作ってでも、安いと思えるでしょうね。最高の環境を用意するはずです。騒動真っただ中の5月下旬には、日大出身で、2度の五輪出場経験を持つ三木二郎が池江の新コーチになりました。その時点で池江も日大進学の意向を再度固めたのでしょう」(同)

 実際に、騒動直後は「準備段階で、決定ではない」と口を濁していた池江の所属事務所も、今では、

「本人の意志は変わらず、日本大学への進学を希望しています。他大学からのオファーは、一切来ていません。日本大学一本です」

 と言うのだ。が、一連の不祥事で、日大の闇深い部分が次々に明かされた。その淀んだ水が池江に合うとは、思えないのだが……。

週刊新潮 2018年9月6日号掲載

ワイド特集「人生の収支決算」より

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