「発がん性」警告の21商品、着色料&相乗毒性“ワースト14商品” 愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト

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死んだ家畜の…

 また、こちらの表は、アメリカで禁止の合成着色料を含み、さらに、亜硝酸ナトリウムとソルビン酸類の「相乗毒性」が生じる危険性も併せ持つ……言わば、「ワースト」と評されても仕方ない商品をまとめたものだ。

 これらの商品を販売する各社に見解を問うたところ、

「安全法の考え方に基づいて商品を製造しておりますので、ペットの健康に悪影響は無いと考えております」(ドギーマンハヤシ)

 他の会社も同主旨の回答であった。

 それにしても、なぜペットフード業界では、かような着色料や発色剤を使うのか。

「ペットフードには、『ミール』や『副産物』と呼ばれる“肉”が含まれていることが少なくありません」

 とは、「ペットの健康を考える会」の元メンバー・山本公子さん。

「これは死んだ家畜や、屠畜場で食用肉を取り出した残りの内臓や羽根などを加熱し、ひき割り状にしたもの。普通の肉と違って、色合いが悪く、飼い主に見栄えよく見せるために、着色料を添加するのです」

 が、それが犬猫にとって必要性が薄いことは、繰り返し述べてきた通りだ。

 これら添加物がペットフードに含まれているかどうかを確認するのは実は簡単。商品の裏には、「原材料名」が記された欄がある。「安全法」によって、使用した添加物はすべて、ここに記すことが定められている。

 そこに今回指摘したようなものの名を見つけたら、どのような選択をすべきか。モノが言えない犬猫に代わって、飼い主のより深い思慮が求められるのである。

(3)へつづく

週刊新潮 2018年8月9日号掲載

特集「危ない実名リスト! 『愛猫』『愛犬』が食べてはいけない『ペットフード』」より

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