「発がん性」警告の21商品、着色料&相乗毒性“ワースト14商品” 愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト
愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト(2)
“家族の一員”である愛犬、愛猫が口にするペットフードには、首を捻らざるを得ないモノも混じっている。たとえば、前回紹介した合成着色料。人間と比べ色覚が落ちる犬や猫には、ペットフードを色鮮やかにしたところで食欲増進には寄与しない。それどころか、ヒトへの毒性が指摘される着色料が使用されている商品があり、ウスキ動物病院院長の臼杵新氏は「飼い主を満足させるだけの欺瞞に過ぎません」と指摘するのだ。
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こうした着色料同様、食べる“本人”にとって必要性が薄い、という意味においては、同じ添加物である発色剤も同様だ。
「亜硝酸ナトリウムを添加しているフードについては、よくよく見極めて選ぶ必要があると思います」
と述べるのは、獣医で『食べてはいけない! ペットフード大解剖』の著書を持つ、堺英一郎氏である。
発色剤は、新鮮な肉色を保つなど、食品の色調改善の作用を持つ。代表的存在が亜硝酸ナトリウムで、ハムやソーセージの色調を向上させているのは、この働きである。が、先に述べた色覚から見て犬猫に必要性が薄いのは言うまでもない。
そして、亜硝酸ナトリウムは、〈発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがある〉(農林水産省HP「硝酸塩の健康への影響」より)。また、一定の量を摂取した猫が「メトヘモグロビン血症」を起こし、酸素欠乏で死亡した例も報告されている。ゆえに、「ペットフード安全法」でも、規格基準が設けられた5つの添加物の一つである。
問題は、この亜硝酸ナトリウムが添加されたペットフードの中に、ソルビン酸類を含むケースがままあること。ソルビン酸類は、微生物の増殖を抑える「保存料」として用いられるが、これ自体、ペットの健康への懸念から、「安全法」で一時、成分規格の設定を検討された添加物だ。
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