のどかな農業の町が「図書館」で人口増? その意外な理由

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地域再生の成功学(2)

 岩手県にある人口3万3千人の紫波町に注目が集まっている。駅前のオガールプラザには全国から続々と人が集まり、家賃もうなぎ上り。少子化の時代にあって、町の人口増加も見えてきたという。ごくありふれた農業の町に、どうして全国から人が集まるのか?

 地域再生の専門家の藻谷浩介さんが、その「陰の立役者」として注目するのは、紫波町の公民連携開発事業「オガールプロジェクト」に参画する都市再生プロデューサーの清水義次さんだ。

 藻谷さんの著書『完本 しなやかな日本列島のつくりかた』(新潮文庫刊)に収録された2人の対談から、一部を再構成してお伝えしよう。...

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