奇想迷走の「半分、青い。」 “トリ”は小西真奈美
終盤に入っても視聴率20%超えを維持するNHK連続テレビ小説「半分、青い。」。好調な要因は、北川悦吏子(えりこ)氏の脚本の“奇想”にある。
主人公・鈴愛(すずめ)(永野芽郁〈めい〉)が胎児の状態から始まり、漫画家を目指していたのに急に挫折し100円ショップで働いたり、とにかく目まぐるしい。トヨエツこと豊川悦司ばかりか、壁ドンの斎藤工が“期間限定”で登場し、物語を動かしていく。
かと思えば、鈴愛の弟が“10歳年上の柳ケ瀬のバーの女”に首ったけというエピソードが、しばらく後のナレーションで“あれはなかった”ことになったり、“奔放”というか“迷走”というか、賑やかだ。...