甲子園「登板過多」問題を感動でごまかしていいのか
繰り返される登板過多
日頃は「歴史に学ぶ」のが大好きな朝日新聞だが、こと高校野球となると話は別らしい。秋田県代表、金足農業高校の躍進が注目を集めた今回の甲子園を総括した社説には、
「猛暑への対策をはじめ、体への負担が大きい投手を中心とする選手のけが防止の徹底など、大会運営を巡る課題は少なくない。時代に合わせて見直しながら、歩みを進めていきたい」
とある(22日付)。
金足農の吉田輝星投手をはじめとして、今大会でも見られたエースの酷使問題について、一定の良識を見せたかのような主張だが、実のところ「大会運営を巡る課題」は指摘されて久しい。...