本田圭佑の“東京五輪挑戦” 有言不実行になりそうなこれだけの理由

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人気だけでは無理

 もっとも、

「一般的にOAは、23歳以下で埋められなかった穴を埋めるために使うもの」

 とスポーツ紙デスク。

「ですから、年齢制限がないといっても、若い選手たちが萎縮しないよう、OAはせいぜい1、2歳上のことが多い。日本のこれまでの最年長は30歳ですが、2年後の本田は34歳です」

 つまり、年齢的に前例がない。加えて、

「本田が得意とするトップ下というポジションは、23歳以下に堂安律、久保建英らがひしめいている上、OAでも香川真司らライバルはいくらでもいる。A代表でレギュラー陥落した本田が渡り合えるとは到底思えないのですが……」(同)

 ポジション以前に、プレースタイルにも難がある。

「ここ数年の本田は、キープ力が衰え、パスミスも増えました」

 と苦言を呈するのはドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏である。

「そもそも本田はスピードのある選手ではなく、切り替えの早い現代サッカーには適応していない。東京五輪は猛烈な暑さの中で行われるでしょうから、彼のような動けない選手を加えるのはむしろマイナスです」

 では、本田のセールスポイントである“人気”はどうか。ハリルホジッチ監督解任の際、“本田らスター選手を起用しない監督に対してスポンサーが待ったをかけた”という噂があったが、

「東京五輪は放っておいても盛り上がるので、スポンサーは何も言わないでしょう」(先のデスク)

 真夏の夜の夢。

週刊新潮 2018年8月16・23日号掲載

ワイド特集「真夏の夜の夢」より

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