あの「園山真希絵」の新たな肩書き“食陰陽師”って何… 本人に聞く

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前衛盛り付けは風評被害

“陰陽道”を食に活かすと語る園山女史だが、過去の騒動と同時に一部から注目を集めたのが、ブログでたびたび披露されていた“園山流盛り付け”だった。前衛的すぎるその見た目は、ぜひお手元の検索エンジンでお調べ頂きたいのだが、色も味も多岐にわたる食陰陽の導入によって、そこに拍車はかからないのだろうか。

「実はネットで取り上げられているものには、私が作っていない料理がかなり多くて。とても困った風評被害です。たとえば三ツ星シェフだって、斬新な盛り付けを取り入れることがありますよね。でも変なイメージのせいで、私が同じ盛り付けをしたら、マイナスに受け取られるようになってしまって……。ここ5年ほどは、特に暗闇の道ばかり歩んできた気がします。嫌がらせも相当うけたりしましたし、自分が選んだ食のフィールドから外れかけているんじゃないか、ドツボにはまっていた時期もありました。でも、どん底を何度も経験したことでメンタルも強くなりましたし、陰陽と出会ったことで、私が目指す食と、改めて向き合えるようになりました」

 目下、食陰陽師と共に、名刺にもあった〈「食学園」 学園長〉としての活動もスタートしつつあるそう。こちらは「高校生以上であれば誰でも入学可能な前代未聞の食の学校で、テーマは“五味ある人生を”」(園山女史)で、ただいま生徒を募集している。学園長自ら、生徒と共に田んぼを訪問する講義などを計画中だ。さらに近々発売予定の「ジャポニカ学習帳」の和食バージョン(表紙が「肉じゃが」であるそう)を監修するほか、食学、命と食にまつわる映画の原作を書き始め……などなど、メニューは大盛りの食陰陽師なのである。

週刊新潮WEB取材班

2018年8月23日掲載

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