「阿波踊り」中止でヒンシュクの市長を持ち上げた阿呆は「後藤田正純」

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 踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々――。8月12日から開催された徳島市の阿波踊りは迷走を見せた。徳島市観光協会が破産手続きを申請し、祭りの華である総踊りが中止に追い込まれかけたのだ。そんな騒動のなか、地元徳島1区選出の後藤田正純衆院議員(49)のFacebookへの投稿が波紋を呼んでいるという。

〈なんで内実をマスコミは知ろうとせず伝統文化を潰しにくるのか〉

 後藤田氏が7月20日に投稿したFacebookの文章はマスコミ批判で始まった。

〈マスコミ、ワイドショーは、日本の文化を潰すような、おかしな報道をしているが、今までの不透明な属人的な阿波踊り運営を大改革している〉

 後藤田氏が“大改革している”と持ち上げているのは、徳島市の遠藤彰良市長だ。地元記者の解説では、

「阿波踊りは、観光協会と徳島新聞の共催でした。観光協会が破産に追い込まれたのは、徳島新聞との対立が原因です。遠藤市長は徳島新聞系列の四国放送の元アナウンサーで、2年前の市長選で初当選を果たした。その時に彼を担ぎ出したのが後藤田さんなのです」

 さらに、徳島市の“顧問弁護士”が、後藤田氏の後援会長を務めている。つまり、両者は密接な関係にあり、後藤田氏のFacebookの投稿は中立的な内容ではないとの疑義が残る。後藤田氏に尋ねると、書面でこう答えた。

〈facebookにおける疑念掲載は、第三者委員会の調査結果をもとに議論をし、前体制全ての当事者に、説明責任や責任の所在について疑念を示し説明を求めているものである〉

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