思わず誰かに話したくなる! 「知的好奇心が満たされる展覧会」3選

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 いよいよ夏休みも後半戦。相も変わらず猛暑は列島に居座り続けていますが、家を飛び出して教養を深めるスポットへと出かけてみませんか?
「縄文時代」「肖像画」「西郷どん」、どれも知っているけど、聞かれると意外と説明できないものです。そんなあなたに、誰もが学んだ事のある様々な歴史や文化まで、知的好奇心を満たしてくれる展覧会をご紹介します!

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(1)特別展「縄文 1万年の美の鼓動」@東京国立博物館(開催中~9/2)
 約1万年もの間続いた縄文時代。土器や土偶など、各地に散らばる国宝、重文級が多数集結。なんと、縄文の国宝全6件が勢揃いするのは本展が初めて!誰もが教科書で見た覚えのあるアレコレが一度に見られる大チャンスです。
 縄文土器や土偶に見られるダイナミックな造形は、世界史的にみても独創的なもので、近年若い世代からも「かわいい」「面白い」と注目が集まっているんだとか。縄文がテーマのフリーペーパーが発行されたり、ドキュメンタリー映画が公開されたりと、小難しくなく縄文を「楽しむ」時代なのかもしれませんね。
 http://jomon-kodo.jp/

(2)「ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」@国立新美術館(開催中~9/3)
 今回のルーヴル展は、「肖像」というワンテーマで所蔵品をチョイス。3千年以上も前の古代メソポタミアの彫像や古代エジプトのマスクから19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで、きわめて広範にわたる時代・地域の作品を対象にし、肖像が担ってきた社会的役割や表現上の特質を浮き彫りにしています。
 特段の有名作品がないので、多少華やかさには欠けるものの、サブタイトルにもあるように「人は人をどう表現してきたか」という遠大なテーマを、時代を超えて考察する内容となっており、高性能カメラに親しみ日々「肖像」に触れている現代人にこそ、奥深い肖像芸術の魅力を感じてもらいたい展覧会です。
 http://www.ntv.co.jp/louvre2018/

(3)NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」@大阪歴史博物館(開催中~9/17)
 現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」。明治維新の立役者として知られる西郷隆盛は英雄でありながら肖像写真一枚も残されておらず、その生涯は現在も謎のベールに包まれています。
 本展は、西郷ゆかりの地の歴史や文化を紹介しながら、肖像画や彼にまつわる本邦初公開の貴重な史料や品々を展示。様々な角度から謎多き西郷隆盛の人物像と激動の時代を紐解いていきます。そして、あの有名な上野の「西郷像」の制作過程の困難さがわかる新出写真も公開。西郷隆盛の生きた時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
 https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=856

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 知っているようで知らない奥深い世界。この夏、あなたも体験してみてはいかが?

デイリー新潮編集部

2018年8月18日掲載

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