子どもよりも大人が夢中に!? 夏休みにオススメ「子どもが喜ぶ展覧会」3選
暑い夏休み。外にいると暑くて溶けてしまいそうな毎日ですが、そんなときこそこどもたちを連れて、クーラーの効いたひんやり天国の美術館にお出かけしてみるのはいかがでしょうか?
夏休みの間は、毎年多くの美術館などで親子連れ向けの企画展をやっています。多くは、その館が所蔵しているコレクションをこども向けに選んで展示するという企画ですが、今回はちょっと変わり種の親子で行きたい展覧会をご紹介します!
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(1)企画展「デザインあ展 in TOKYO」@東京・日本科学未来館(開催中~10/18)
こどもたちのデザインマインドを育む人気番組、NHK Eテレ「デザインあ」のコンセプトを体験の場に発展させた展覧会。2013年開催の前回展は22万人動員と大人気を博しました。今回は今年の3月に富山からスタートし、夏に東京を経て来年は山梨と熊本にも巡回する予定です。
企画展「デザインあ展 in TOKYO」では、「デザインマインド」という番組のコンセプトをもとに、展示は「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」の3つで構成。身のまわりにあるモノ・コトから概念までテーマを掘り下げ、身体を使って遊びながらデザインの奥深さについて考えることができます。
こどもたちと一緒に作品を見ながら感性や想像力を育んでみてはいかがでしょうか。
http://www.design-ah-exhibition.jp/
さらに、Eテレからは、人気急上昇中の番組「びじゅチューン!」とのコラボ企画展も2カ所で開催中。ひとつは、東京国立博物館での「親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」。こちらは、「びじゅチューン!」で歌になった「冨獄三十六景・神奈川沖浪裏」や「見返り美人図」、「麗子微笑」などの有名作品の複製や映像を使って、登場する人物や作者になりきる体験型展示が行われています。
作品の中で遊びながら楽しく“びじゅつ”について学べ、さらに歌のもとになった作品の展示も見られるという一挙両得な展覧会になっています。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1918
そしてもう一つは、鹿児島の霧島アートの森開催中の「井上涼展 夏休み!オバケびじゅチュ館」。「びじゅチューン!」で紹介された作品はもとより、本展のために制作された新作など約30点が展観されます。ゆるっとしていて妙にクセになってしまう、井上涼の世界観に魅了されること間違いなし!
http://open-air-museum.org/event/event-35955
(2)「昆虫」展@東京・国立科学博物館(開催中~10/8)
国立科学博物館で「昆虫」をテーマにした大規模展覧会は、実は初めて。ということでとても気合いが入っています! 数万点の標本が並ぶ圧巻の「標本回廊」、巨大模型、そしてこの展覧会のためにマダガスカルで新種発見プロジェクトを行い、本当に見つけてしまった「青蜂(セイボウ)」の新種を展示するなど、見所が盛りだくさん。こどもの自由研究がてらに行ってみるのも良いかも。こどもだけでなく、一緒に見に行ったお父さんも夢中になりそうな展覧会です。
http://www.konchuten.jp/
(3)「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」展@あべのハルカス美術館(開催中~9/2)
お台場に6月にオープンした「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」など、なにかと話題のチームラボ。そんなチームラボの展覧会が、大阪の「あべのハルカス」でも開催中です。駅チカで行きやすい場所なので、美術館という場所にこどもが親しむいい機会になるのではないでしょうか。
開催中の展覧会「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」は、「共同的で創造的な人間になること『共創』」をテーマにしたデジタルアート空間。7つの作品の中で、自由に体を動かしながらみんなで作品を作り出あげるという、ユニークな参加型体験施設となっています。
巨大なスクリーンの中に自分の描いたイラストが作品の中に映し出され、まるで芸術家になったような気分に!? 実際に作って楽しめるだけではなく、こどもたちの感性を刺激するようなエンタテイメント性溢れる展覧会です。
https://www.teamlab.art/jp/e/abenoharukas
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夏休みも残すところあと2週間。こどもと一緒に、話題の展覧会に足を運んでみてはどうでしょうか。