「インターナショナルスクール」理事長が“義務教育期間中は通わせるべきでない”と説く2つのワケ

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英語取得を目的にするのは「ナンセンス」

 東京インターナショナルスクールの生徒たちは、親の都合でやむなく東京で教育を受けることになった子供たちであって、いわゆる普通の日本人が通うことを想定はしていない。

「日本の教育の唯一の問題点は、自己肯定感を下げてしまうことで、減点主義が原因の一つだと思います。そこさえ補えればいい」

 それで、日本の学校に通いながらプラスαで英語での探究型学習を経験し、自己肯定感を高められるようにと、日本人向けのアフタースクール事業も立ち上げた。日本人の子供には、放課後にアフタースクールに来ることをすすめている。

「私は国際会議に出ても遠慮せず自分の意見を言うことができます。でもそれは、場数とテクニックの問題で、大人になってから身に付けられます。子供のころはそのような表面的なスキルを身に付けるよりも、時代にも場所にも限定されない普遍の真理を追究することのほうが大切です。それが本当の意味でのグローバル教育ではないでしょうか」

 無理なく英語を習得させる目的でインターナショナルスクールに通わせる保護者もいるが、

「それこそナンセンス」

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