道ならぬ恋、妊娠… 「有馬稲子」が怨みを綴った有名監督の名

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 女は恨みを忘れないと言うが……。女優の有馬稲子(86)が、不遇な幼少時代から、銀幕のヒロイン、そして今日までを赤裸々に告白する自伝を上梓。そこには、実名こそ伏せられているが、道ならぬ恋に落ち、妊娠までさせられたあの巨匠への恨み辛みも綴られていた。

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 タイトルは、『有馬稲子 わが愛と残酷の映画史』(筑摩書房)。映画評論家で監督業もこなす樋口尚文氏によるインタビューを共著という形で纏めたものだ。

 その樋口氏が言う。

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