韓国地裁が「マジンガーZ」のパクリを否定した「テコンV」妥当な判決か?

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韓国と中国のネット民は判決に否定的!?

 原告の株式会社ロボットテコンVは「テコンV」に関する著作権を保有しており、被告であるJ氏は「テコンVにそっくりな玩具を製造・販売して著作権を侵害」したそうだ。

 そしてロボットテコンV社がJ氏を訴えたわけだが、するとJ氏は「テコンV自体が日本のマジンガーZ、グレートマジンガーなどを模倣したキャラクターだ」と主張。「テコンVは著作権法が保護する創作物と見なすことはできない」と反論した。

 被告の主張を分かりやすく“翻訳”すれば、「元が違法なパクリアニメなんだから、それをパクっても問題にはならない」ということになる。

 だがソウル地裁は「テコンVはマジンガーZとは外観上明らかな違いがある」と一蹴。J氏に対して4000万ウォンの支払いを命じたというのが判決の内容だ。

 この判決に対して、ネットメディアの「レコードチャイナ」は「日本『マジンガーZ』と韓国『テコンV』は別の司法判断、『パクリの汚名を晴らす』と韓国紙」(8月4日)と報道した。

《韓国のネットユーザーからは「マジンガーZをパクったことは誰もが知る事実」「パクリじゃないと主張することが恥ずかしい」「子どもが見てもパクリだと感じる。もう少し独創的だったら…」など、裁判所の判断を疑問視する声が寄せられた》

《このニュースは「パクリ大国」とやゆされる中国でも関心を集めた。新浪新聞の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウント・微天下が3日に写真付きで報じたところ、中国のネットユーザーは「マジンガーZへの侮辱」「面の皮が厚いな」「韓国は日本からパクり、中国は日韓からパクる」などと反応した》

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