韓国地裁が「マジンガーZ」のパクリを否定した「テコンV」妥当な判決か?

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朝鮮日報は「パクリの汚名晴らす」と報道

「マジンガーZ」がマンガやテレビアニメだったのに対し、「テコンV」は映画作品だ。第1作の劇場公開は76年で、もちろんアニメ版の「マジンガーZ」(72〜74年)より後に制作されている。

 韓国では圧倒的な人気を誇り、シリーズ化されて計8作品が上映された。その高い知名度を背景に、2005年、韓国政府が制作した竹島のCMに、竹島の守護神として登場したこともある。だが、韓国側でさえ「マジンガーZのパクリアニメを守護神にするのは問題」と再考を求める世論も少なくなかった。

 以上のような歴史を持つアニメに対し、これまでの“常識”をひっくり返すような判決が突然に下されたことになる。だからこそ日本のアニメファンから驚きの声が上がり、お堅い一般紙も紙面を割いたわけだ。

 その裁判の内容をお伝えしたいが、ここはやはり韓国メディアの報道を紹介すべきだろう。朝鮮日報の「テコンV、裁判で『マジンガーZのパクリ』の汚名晴らす」(7月31日)の記事をご覧いただく。

《韓国の裁判所が、韓国のロボットキャラクター「ロボットテコンV」について、日本のアニメキャラクター「マジンガーZ」の模倣ではなく独立した著作物であると判断した。

 ソウル中央地裁は31日、株式会社ロボットテコンVが「著作権を侵害された」として玩具販売業者のJ氏を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、J氏に対し「ロボットテコンVに4000万ウォン(約400万円)を支払うように」と命じる原告勝訴の判決を下した》

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