「パーキンソン病」克服の日は近い? “iPS細胞”脳移植の応募者募集

ドクター新潮 医療 その他

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 今や日本だけでも16万人以上の患者がいるといわれるパーキンソン病。

 レビー小体という異常なタンパク質の塊によって、脳内のドーパミン神経細胞が破壊され、身体の震えや筋肉のこわばり、動作が緩慢になるといった症状がみられるこの難病に、一筋の光明が差した。

「さる7月30日、京都大学が、ヒトのiPS細胞からつくった神経細胞を、パーキンソン病の患者の脳に移植する治験を始めると発表したのです」

 と、全国紙の科学部記者。

「これまでにもヒトの目や心臓にiPS由来の細胞を移植する実験は行われていますが、いずれも“臨床研究”段階。...

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