なぜこの時期に? 大地真央、真夏にディナーショーのワケ

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 3月には連続ドラマで宝塚歌劇団の大先輩、越路吹雪を演じた大地真央(62)。この夏は自らに戻り、6年ぶりとなるディナーショーで唄う。8月11日の東京・京王プラザホテルでのショーは、お1人3万2千円也。東京の後は、石川・七尾市や福島・郡山市も回る。

 ディナーショーといえば、年末のイメージがあるが、なぜこの暑い盛りに?

 さる芸能デスクはいう。

「舞台女優のプライドがある彼女、本来はホテルでのショーなんてしないんです。でも今回は舞台生活45周年の記念にと、イベント企画会社が発案、本人も大いに乗り気で進めた企画です。45周年の節目に合わせ、夏の開催となりました」

「Muse」と題されたレヴューの中身を見ると、大地の拘りが伝わる。宝塚の名曲から、主演したミュージカル「マイ・フェア・レディ」や「風と共に去りぬ」「ローマの休日」の劇中歌、越路役で歌い評判となった「愛の讃歌」まで、60分間たっぷり聴かせる内容だ。演出は、宝塚所属の気鋭の演出家、原田諒(りょう)が手がける。

 先の芸能デスクは続ける。

「6年程前まで大地さんは、年に2、3度は大劇場でのミュージカル主演を務めるのが当たり前だった。しかし最近は昔のような役柄はなくなりつつある。彼女を慕う神田沙也加さんが、かつて自分が演じた『マイ・フェア・レディ』の主役となるなど、若い世代に代わられている現状なんです」

 3年前には三宅裕司のコメディー舞台に客演したり、4月からは消費者金融アイフルのCMにNHK朝の連ドラ「とと姉ちゃん」で演じた老舗の女将そのままのキャラクターで登場するなど、確かに“らしからぬ”仕事が増えてきた。

 来年2月には明治座で豊川悦司が原作の「夫婦漫才」で主演するが、歌はなし。

「でも、やっぱり本人はミュージカルが忘れられず、たとえどんな舞台でも歌いたくて仕方がないんです」(同)

週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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