“ペットボトルに詰めた米”を韓国の海へ 飢える「北朝鮮人民」を救う脱北者
黄海に臨む韓国最北部の浜辺に大量のペットボトルを持ち込む人々がいた。中には白米が詰まっている。彼らはそれを次々と海へ投げ入れる。
一団をひきいる金ヨンファ氏(65)は脱北者。こうして2リットルのペットボトルに入れた白米を北朝鮮へ送っている。
その手法は奇抜だ。
米を詰めるのはボトルの頂部から15センチのところまで。すると約1・3キロの重さになるが、頭を出して垂直に浮く。最も干潮の時に投入すれば、やがて潮が満ち、ボトルを確実に北へと運ぶ。そして7、8時間で北朝鮮に漂着する。...