立民「枝野代表」が記録した“演説最長”の自己満足 歴史に学ばない「小沢カード」の愚
野党内ゲバ
「無意味な長さ」の不毛さは、彼自身よく理解しているはずで、「長さ」を自慢するのは枝野氏が誇る福耳くらいにしてほしいところだが、彼の「暴走」はこれに留まらない。立民と「野党仲間」である、玉木雄一郎共同代表(49)率いる国民民主党は、与党を徹底的に叩く立民と違い、やや現実路線を取っている。
「そのため国民民主は、今回の不信任決議案提出にあたっても、どうせ否決されるんだから早めに出そうという考えでした」
と、野党関係者が振り返る。
「しかし、枝野さんは意見を異にしていた。一番目立つタイミングで演説をしたいと、今国会の『オオトリ』での趣旨説明を望んだんです。結局、国民民主側が宥(なだ)めたこともあって、枝野さんの趣旨説明はオオトリではなく、参院でのIR実施法案採決の前になりましたが、要は枝野さんは、自分をアピールすることしか考えていないんですよ」
野党最大の武器である不信任決議案提出を巡ってさえ、「野党内ゲバ」が行われていたわけだ。
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