「アルプス電気」が狙われた世界一獰猛な「ハゲタカ」ファンド
今や総額で350兆円、世界中のマーケットで蠢くヘッジファンドは日本でも不気味に存在感を増している。最近も経営危機に陥った東芝にいち早く投資したり、創業家との確執で揺れる出光興産と昭和シェル石油の株を買い集めるなど、日本企業は隙だらけに見えるのだろう。
目下、そんな“ハゲタカ”のターゲットになっているのが老舗の電子部品メーカー・アルプス電気とその関連会社「アルパイン」だ。
証券会社の幹部が言う。
「アルプス電気はアルパインと株式交換を行ない、来年1月に経営統合する予定です。...