初優勝「御嶽海」ママの仕事はスナック経営 ご本人語る
名古屋場所で優勝した関脇、御嶽海(みたけうみ)(25)。千秋楽を終えて金屏風を背に大盃を飲み干すお約束の場面で、注がれた酒の重さに耐えかね、上半身がガクガク震えだした。
「ちょっと待って! 重たいって!」
そう叫んで満座の笑いを誘う。天真爛漫さが身上だ。
平成生まれの日本人力士として初の優勝だの、出羽海部屋では50回目の賜杯だの、いろんな話題をまいている。出身は長野県で、父・春男さん(69)は建設会社の社長さん。こうして祝賀会場にかけつけた母・マルガリータさん(48)はフィリピンが母国で、先代の出羽海親方(元鷲羽山)を挟んで息子と手を握りあう姿はとっても若々しい。...