“トリプル100”達成で引退? 上原浩治に見えた「監督の片腕」ポスト

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 メジャーから古巣巨人に復帰した上原浩治(43)が7月20日の広島戦で日米通算100ホールドをマークし、「100勝」「100セーブ」「100ホールド」の“トリプル100”を達成した。日本では初、メジャーでも過去に1人しかいない快挙である。

 上原は日刊スポーツに寄せた手記で、

〈一般的にはそう認知されていないけど、自分にとっては感慨深い記録になった。記録を達成したいという目標がなかったら、野球をやめていたかもしれない〉

 と胸中を吐露した。

「逆読みすると、“記録達成したから引退していい”ということになりますね」

 と大手紙デスクが語る。

「翌々日の登板で勝ち越し本塁打を浴びるなど、寄る年波には勝てなくなってますからね。今オフに引退する可能性は高いです」

 気の早い話だが、既に引退後のポストも取りざたされている。

「今季は高橋由伸監督の契約最終年ですが、後継者がいないこともあり、これからよほど負けが込まない限り、続投が有力視されています。とはいえV逸の責任は誰かが負わないといけないので、村田真一ヘッドコーチが退任する。その後を襲って監督の片腕となるのが、上原というわけ」

 ちなみに、上原と由伸監督は同い年で誕生日も一緒の仲良しコンビである。投打で棲み分けできるので、衝突の恐れもなさそうだ。

「上原は、先発、抑え、中継ぎのいずれも経験豊富という稀有な存在。全ての投手にアドバイスできる上、メジャー経験もあるので、外国人も言うことを聞く」

 巨人といえば、不祥事続発でオーナーが交代したばかりだが、

「上原には今日までこれといったスキャンダルがないんです。それが何より今の巨人にとって重要です」

週刊新潮 2018年8月2日号掲載

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