よく「幸福の科学」信者だと噂されますが(KAZUYA)
この仕事をしていると、噂話を流布されることがあります。
僕の場合は自民党の工作員だとか、ナントカ団体に所属しているという疑惑をかけられます。
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しかし自民党員でもありませんし、特に団体にも所属していませんし、宗教もやっていません。
宗教だとよく言われるのは幸福の科学でしょうか。近年では女優の清水富美加が出家して話題となりましたし、オウム真理教の麻原彰晃の死刑執行後すぐに「霊言」映像を全国の信者に公開し、デイリー新潮にも取り上げられました。
幸福の科学は幸福実現党を作って政界への浸透も継続的にやっている点に注意が必要です。現状国政では落選続きですが、地方では少しずつ議席を獲得しつつあります。政治主張としては割とわかるなというものがあるのですが、大統領制の導入などは根本的に理解できません。
幸福実現党のホームページにある政策大綱を見ると、2番目に【大統領制による「機動的で責任ある政治」】を掲げ、【大統領が国家元首としての政治責任を果たします。天皇制は古来の伝統である文化的象徴として維持・継承されます】と書いています。
現代の日本において、天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」です。そして国会の指名に基づいて内閣総理大臣の任命を行います。総理が行政権の長として権力を持つ存在だとすれば、天皇は権威の存在です。役割としては日本の長い歴史上変わりません。それを安易に大統領制にするというのは、日本の国柄を無視しているのではないかと思うのです。大統領という権力者であり権威を持つ存在が日本に生まれたら? 日本国と国民統合の象徴である天皇の立場は?
数年前フェイスブックにこんなことを書いたら、信者の方からいくつか批判のコメントが来ました。個人的に恐ろしいなと思ったのは、彼らは皆全く同じロジックで反論してくるということです。例えば「もし今後日本が戦争をして敗けたら、天皇が戦犯として裁かれるかもしれない」という謎の前提で話しているのですが、おそらくそのように刷り込まれているのでしょう。というかそんな前提がまかり通る政党で、一体何をするつもりなんだと心配になります。
責任云々で言えば、現状の政治問題の責任が天皇に及ぶことがあるでしょうか? 大統領制導入の根拠としては薄弱です。
信者の方も天皇を尊敬し、重要視しているというのですが、その割に彼らが作った憲法試案を見ると天皇についての条項は後半の14条(全16条)にあるのです。普通重要なものは最初に持ってきます。大日本帝国憲法でも日本国憲法でも1条に天皇についての記述があるでしょう。レストランの一押しメニューを後ろの方の中途半端な位置に載せますか? 目立つ最初の方に持ってくるのが普通です。
皇統を守るための大統領制にするんだといいますが、そうなれば天皇は権威も何もない、ただの人であると言っているようなものです。信者の方は天皇を擁護しているつもりが、逆に貶めているのではないでしょうか?
しかし信者に言っても不毛な議論になるだけです。なぜならそれは信仰だから。