「小林麻耶」電撃婚でも「市川海老蔵」はこれからが正念場 “團十郎襲名”という重圧

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」放送に合わせて

 もちろん海老蔵に團十郎の格があるかも重要だ。

「先ほど言ったように、海老蔵は主役ばかりで、先輩たちの脇としての修業を積むことがなかった。七月歌舞伎の昼夜も古典的とは言えず、團十郎に相応しい熟達があったかというと……。少なくとも年に半年は歌舞伎座に出てもらいたい。もちろん同世代の役者たちも同様です。片岡愛之助(46)は海老蔵の代役として名を挙げましたが、今はドラマや舞台の仕事で忙しく、かつてのような輝きは薄れています。中村獅童も同様です。世間で知られるためには歌舞伎以外の仕事もせねばならず、歌舞伎以外が増えすぎると役者としての印象が薄れてしまうジレンマはあるのでしょうが、みんな局地戦ばかりになってしまっているんです。そんな中、我が道を行く海老蔵は、いったいどこに行ってしまうのか、と心配する声も少なくありません」(同)

 だが、今の歌舞伎は海老蔵の血筋と人気に賭けるしかない。

「現在、NHKが『プロフェッショナル 仕事の流儀』で海老蔵に密着しているそうです。放送は9月末と聞いているので、それに合わせて襲名の発表が行われれば、2年後の2020年に何とか間に合わせることもできるかもしれません」

 海老蔵の父・12代團十郎は襲名前に、辞退まで考えたといわれるほど――。海老蔵を宗家に生まれた重圧が襲うのは、これからなのかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2018年8月1日掲載

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