「山口組」緊迫の夏 六代目の最後通牒は“本家へ復帰できるのは8月まで”
山口組「分裂劇」から間もなく3年。大規模な抗争に発展しないまま、時だけが経った感があるが、水面下での「切り崩し工作」が今、最終局面を迎えている。六代目側が設けた組員の「復帰期限」である8月末が迫る中、刻一刻と緊迫の度合いが増しているのだ――。
7月23日、兵庫県神戸市、篠原本町にある山口組総本部の前は朝から慌ただしかった。肌を刺すような陽射しが容赦なく照りつける中、「神戸」「なにわ」「大阪」「和歌山」「豊橋」「名古屋」といった様々なナンバーの車が次々と本部前に滑り込む。...