金融緩和「修正」でも出口の見えない日銀の「憂鬱」
7月20日の『時事通信』による「日本銀行が大規模な金融緩和策で『0%程度』としている長期金利の誘導目標の柔軟化を検討」「一定程度の金利上昇を容認する」「金融機関の収益悪化や国債取引の低迷など副作用を軽減しつつ、緩和長期化に備えるのが狙い」との報道を皮切りに、その後も各社による日銀の金融緩和策見直し検討報道が相次ぎ、市場が大きく揺れた。
各社の報道を総括すると、「日銀は7月30~31日の金融政策決定会合で、長期間続いている金融緩和の副作用への対応策を検討する。...