人気者「立川志らく」争奪戦が勃発中 絶対に負けられないテレビ局は……

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ダウンタウンの番組に立て続け

 あくまで芸人の話である。それがホントかネタかはともかく、ダウンタウンのお眼鏡には適ったようだ。

「浜ちゃん司会の『プレバト!!』(TBS系)では7月19日放送の“俳句の才能査定ランキング”で、志らくを特待生に昇格させました。これで今後は定期的に出演することになります。番組内で人気の俳句コーナーでは、名人9段の梅沢富美男さんと夏井いつき先生(61)とのやりとりが名物になっていますが、6段の東国原英夫さん(60)にはパクリ騒動もあり、8段のフジモンこと藤本敏史さん(47)ら名人にもマンネリ化が見られるようになっています。そこで新たな特待生として志らくさんを加入させ、視聴率アップを狙っているのでしょう。最近は日テレからテレ東にまで出演するようになりました。『プレバト!!』はMBSの制作とはいえ、TBS系列。TBSとしては“志らくを育てたのはウチだ”という自負があるので譲れないところでしょうね」(同・テレビ局関係者)

 その一方、松ちゃんの「ワイドナショー」(フジテレビ系)にもゲスト出演。

「特にTBSとフジで取り合ってるんじゃないですかね。7月15日の放送では、志らくさんが『ひるおび!』での発言が自民党擁護で炎上しているとの話題に触れていました。例の“赤坂自民亭”で、安倍首相始め自民党議員達が西日本豪雨の被災間近に酒を飲んでいたという報道に対し、志らくさんは自民党擁護っぽいコメントしていたんです。それをネットで叩かれ、擁護したわけではないと反論したわけですが、それすらも否定され……所詮は落語家のコメントなんですけどねえ」

 そもそも「やりたいことだけやって売れればいい」と兄弟子の志の輔にかました志らくがコメンテーターになったのは、生前の談志が「なぜ志らくをスターにできないんだ」と志らくのマネージャー(談志の弟)に語った言葉が伝わったことがきっかけだったと、先の「ダウンタウンなう」でも明かしている。

「売れてる人が大好きな談志に対し、自分は親不孝だった」と思い直し、テレビに出るようになったと言うのだ。ただし、「クイズ番組からオファーも来るけど、全部断ってる。バカがバレるから」とも……。

 談志の好きなことなら全てを頭に叩き込み、“談志のDNAを継ぐ男”を自認する志らく。映画、音楽、芝居、芸能史……いずれも談志が好んだものは、志らくもかなり詳しい。そして談志が、政治に詳しかったとは聞かないけれど、元参議院議員で沖縄開発庁政務次官(在任期間36日)を務めた師匠であるから、政治家の話は皮肉と洒落で笑わせたことだろう――。だが、志らくが永田町に詳しいとは寡聞にして知らない。

 ボロが出ませんように。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月30日掲載

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