異例の“7名同時”で波紋 弁護士100人は「オウム死刑執行」をどう見たか

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13人同時でも…

 最後に、自由記述として設けられた欄から、いくつか紹介して本稿を終えたい。

〈死刑制度反対論の真剣さが試される〉

〈世界の歴史を見てもインパクトの大きいテロ事件がこれで一つの節目を迎えることは、国家の正義が果たされる瞬間だと思い、高く評価したい〉

〈ワールドカップや台風など世間の関心が別のことに向きがちなときに執行するのはあまり良くなかったと思うが、根本的にはいずれすべきことであったわけなのでむしろ遅すぎたほどと思う〉

〈一連の事件では弁護士一家が襲われ殺害されている事件もあり、きちんと法の裁きを受けてもらいたいとの思いはより強くあったように思います〉

〈なぜ7人同時だったのか(どうせ同時に行うなら13人同時で良かったのではないか)は疑問〉

〈現職総理大臣の不信任案提出が取り沙汰されているなかでの執行であり、素直に言って、政権浮揚、政権批判封じの思惑を強く感じます(中略)マスコミは執行を事前に知っていたという話もありますが、死刑囚の家族には知らせたのでしょうか?〉

 オウム事件、そして死刑制度を考える上で、ひとつの参考となる見解である。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月29日掲載

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