福士蒼汰「イケメン俳優レース」で崖っぷち――菅田将暉、松坂桃李との“格差”

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

本人は真面目で仕事熱心

 伸び悩んでいるイケメン俳優は少なくない。この関係者によると、岡田将生(28)、三浦春馬(28)といった名が挙がるという。

「例えば岡田将生さんなら、決して芝居は下手ではないんです。でも、なかなかハマる役がない。おまけにイケメン枠は次から次へと後輩が出てきますから、年を重ねるごとに厳しくなっていきます。本当に競争の激しい世界ですよ。だから研音も、福士さんは抱き合わせで売っていくしかないでしょう。唐沢寿明さん(55)や天海祐希さん(50)の主演ドラマにセットで共演するわけです。実際、映画『イン・ザ・ヒーロー』(武正晴監督[51]/東映/14年)は唐沢さんが主演、福士さんが助演でした。こういう感じの映画やドラマが増えるかもしれません」(同・関係者)

 福士本人は非常に真面目で、仕事熱心なのだという。それでも停滞してしまうのが、役者の怖さだ。

「福士さんは英検2級を持っています。頭が良いのでしょうし、そもそも語学が得意な人は真面目な努力家だと言えます。しかし、極めて残酷なことに、演技というものは天賦の才によるところも大きいわけです。福士さんの抱えている問題はセンスの欠如です。芝居に幅がない。だからワンパターンでつまらない。観客に飽きられるのも早くなってしまう。この悪循環を、どう断ち切るか、いよいよ正念場を迎えています」

 むしろ脇役で活躍する浅利陽介(30)や岡山天音(24)のほうが、よほど存在感を増している。観客に飽きられることがないから、長く仕事を続けられる。場数を踏めば、それだけ演技力も伸びる。こうなると、主役と脇役、どちらが得なのかも分からなくなってくる。

 そんな福士蒼汰だが、10月26日に主演映画「旅猫レポート」(三木康一郎監督[48]/松竹)が公開される。こちらは高畑充希(26)と広瀬アリス(23)が共演というキャスティングだ。

 どんな輝きをスクリーンで示すことができるか、厳しい「イケメン俳優レース」は続く。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月25日掲載

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。